2020年10月2日金曜日

懐かし映画劇場:ジャッキー・チェン『ヤング・マスター/師弟出馬』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」カンフー道場の青年が道場を追放された兄弟子を師範の命令で連れ戻そうとする映画。強いウォン・インシック、イスを使うユン・ピョウに注目。

(The Young Master:1980年)

1.カンフー道場

ドラゴン(ジャッキー・チェン)。

2.師範

道場の師範(ティエン・フォン)。厳しい人だが、孤児を引き取って学校にも通わせる、大変な人格者。

3.獅子舞

道場同士の獅子舞対決。ドラゴンの兄貴分タイガーが道場を裏切る。

4.追跡

タイガーを道場から追放した師範。考え直して、ドラゴンにタイガーを連れ戻すよう命じる。師範から渡された大きな扇子で敵と戦っていくドラゴン。

5.逃走

護送される罪人のキム(ウォン・インシック)を二人組(リー・ホイサン、フォン・ハックオン)とタイガーが脱走させようとする。キムの驚異的な蹴りで護衛たちはふっ飛ばされていく。

6.誤解

タイガーと間違えられて警官隊に追われるドラゴン。タイガーも大きな扇子を持ち歩いているため、誤解されているのだ。

7.イス男

ドラゴンの行く手を阻む若い男(ユン・ピョウ)。イスを使ってドラゴンを捕らえようとする。

8.警察署長

のんびりくつろぐオッチャン(シー・キエン:『燃えよドラゴン』のミスター・ハン)。実は警察署長。うっかり油断して捕まってしまうドラゴン。「底なし沼」と「風呂場」のシーンに注目。

9.二人組

タイガーをそそのかし、キムを逃がした二人組。油断させるため、ヘンな変装をしてドラゴンは二人と戦う。

10.最後の戦い

キムとの戦い。壮絶なキックを食らうドラゴン。勝負の結果は?

(予告編:YouTube)

(コメント)

ジャッキーが「大物」になっていくのはこの作品から。自身でプロデュース。「カンフーもの」ではなく、見所・アイデアを詰め込んだ娯楽作。ティエン・フォン、ウォン・インシック、シー・キエンが出演しているのは「ブルース・リーの後継者である」ということを宣言する狙いか? 個人的にはユン・ピョウがイスを使ったユーモラスな動きを見せてくれるのがうれしい。この映画のキャラ設定、アクション、笑いが後にアクションコメディが大ウケする「出発点」になったような気がします。見せ場がいっぱいのオススメ作です。

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