2020年9月9日水曜日

懐かし映画劇場:中国の社会派映画(あらすじ&見所紹介)

「懐かし映画劇場:映画ブログ」中国社会の風習や価値観を見られる作品『初恋のきた道』『至福のとき』『長江哀歌』。見所をまとめてみました。    

『初恋のきた道』
(あらすじ)村の娘が町からやってきた教師に恋する。出演:チャン・ツィイー。

(見所)ある女性の現在と過去を描いた純愛物語。かわいらしい女性が一途に人を愛する。町に帰る先生を村の娘ディ(チャン・ツィイー)が走って追いかけるシーン、寒さに耐えながら愛する人を待ち続けて熱を出してしまうシーン、チャン・ツィイーのかわいい走り方、が見せ場。

『至福のとき』
(あらすじ)目が不自由な少女と中年男の物語。出演:チャオ・ベンシャン、ドン・ジエ。

(見所)ドン・ジエが目が不自由な美しい少女を演じる。「障害者が生きる苦労」と「無力ながらも人を助けたいと思っている人たち」がテーマ。結婚を焦ってるチャオ(チャオ・ベンシャン)は失業中。変なオバハンと見合いをします。このオバハンの連れ子ウー(ドン・ジエ)は目が不自由で家族から邪魔扱いされています。ウーとチャオはこの後どうなるのか? という内容。見所は、ウーがチャオの仲間たちに笑顔を見せるシーン、旅館「至福の間」。

『長江哀歌』
(あらすじ)離れて暮らす人に会いに行く二人の男女の物語。出演:ハン・サンミン、チャオ・タオ。

(見所)舞台は四川省奉節県の「ダムに沈む街」。妻子を捜しに来た男ハン(ハン・サンミン)。夫を捜しに来た女シェン(チャオ・タオ)。中国の社会や制度の中で苦労している人たち。開発されて変化していく町。町の変化とともに変っていく人間関係を描いた内容。わからないのは、シェンが水を飲むシーンがよく出てくること。「水を飲む」ことに何か演出上の意図があるのでしょうか? その他の見所は、変な形の建物、「糖」とか「茶」の文字、『男たちの挽歌』のマネする男、長回しの沈黙シーン、「立ち退きの補償金」「建物に取り壊しの印をペンキで書かれる」などの中国っぽい(?)シーン。

(予告編:YouTube)『初恋のきた道』


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