2020年9月23日水曜日

懐かし映画劇場:ブルース・リー『燃えよドラゴン』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」少林寺の高弟が「家族と少林寺の名誉」を汚した男と対決するカンフー映画。リーのカンフー、格闘大会、悪の独裁者、怪しい女、鏡の部屋が見せ場の名作。

(Enter the Dragon:1973年)

1.少林寺
少林寺のリー(ブルース・リー)。強いだけではなく、格闘技を哲学的に考える男。

2.試合
少し太った男(サモ・ハン)と試合するリー。この映画にはサモ・ハン、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ(後の「香港ビッグスリー」)や後に香港映画界をリードする人たちが多数参加。

3.過去の出来事
妹(アンジェラ・マオ)が独裁者ハンの島で死んだ事実を知らされるリー。ハンが主催する格闘大会に出場することを決意する。

4.独裁者
ハンの島では宴会が開かれる。ハン(シー・キエン)が登場し、出場者にあいさつ。この宴会のシーンには、変な相撲取りやユン・ワー(ジャッキー・チェンとは子供の頃からの付き合い)が出ている。

5.因縁の対決
格闘大会での「リー vs オハラ(ボブ・ウォール)」。オハラはハンのボディーガード。リーにとっては絶対に許せない男だ。

6.とばっちり
島の内部を捜索したリー。「警備の者を襲った犯人」として疑われてしまうウイリアムス(ジム・ケリー)。狂乱する女たちの前でハンはウイリアムスに制裁を加える。

7.潜入
島の地下工場でガードマンたちと戦うリー。ハンの悪事の証拠は押さえたが・・・。

8.決意
ハンから仲間になるよう、誘われていたローパー(ジョン・サクソン)。断って、ハンのボディーガード、ボロ(ヤン・スエ)と戦う。

9.乱闘
本性むき出しでリーとローパーに怒りをぶつけるハン。手下たちに攻撃させる。

10.最後の戦い
鋼鉄の義手をつけたハン。リーと一騎打ち。伝説の戦い。

(予告編:YouTube)


(注目ポイント)
主役は少林寺のリー(ブルース・リー)。強敵が二人。少林寺の裏切り者、ミスター・ハン。リーの妹を死に追いやったオハラ。まずは武道大会でオハラと決着戦。速すぎるパンチと強烈なキックのリー。ハンは「虎の爪」「鋼鉄の義手(『キン肉マン』のウォーズマンが手に付けているようなやつ)」でリーを襲う。そして鏡の部屋での決闘。この映画には後に香港映画を盛り上げる人たちが多数出演。サモ・ハン、ジャッキー、ユン・ワー、チュン・ファットなど(彼らを探しながら観るのも楽しい)。悲惨な目に遭うのがウイリアムスとかいうアフロな男。とばっちりでやられてしまう。ウイリアムスの道場には「コブラ」のマークが(『ベストキッド』の「コブラ会」と何か関係がある?)。演出的には、少年に拳法の指導をするリー(少年には難しすぎる指導)、ハンの島での「朝礼&朝の訓練」で「決められた服」を着ない反抗的なリー、夜のおねえさんたち、ボロが警備でヘマをやった者たちを始末するシーンが個性的。ハンの秘密工場でザコを棒やヌンチャクで倒すシーンもかっこいい。諜報員メイ役のベティ・チュン。かわいい人だけど他の作品に出てるのを見たことがない(出てますか?)。「リーのカリスマ的な強さ」と「ハンの島で起こる怪しげな出来事」が魅力の傑作です。
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