2020年9月23日水曜日

懐かし映画劇場:ブルース・リー『死亡の塔』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」格闘家が殺され、その弟が日本に乗り込んで敵を捜すカンフー映画。スピーディーなアクション、珍シーン。日本語吹替バージョンもオススメ。

(The Tower Of Death:1980年)

1.挑戦者
謎の挑戦者たちに狙われている格闘家のチンクー(ウォン・チェンリー)とビリー(ブルース・リー)。チンクーは「湯気の立つ熱々のお茶」を飲みながら戦う余裕ぶり。ビリーは温室で韓国の拳法家(カサノヴァ・ウォン)と戦う。

2.師匠
師匠(ロイ・チャオ)は武術の達人。弟子たち(ユン・ピョウなど)に稽古をつける。ビリーが弟ボビーのことで師匠に相談(この後、ブルース・リーの子役時代の映像が見られます)。

3.ナイトクラブ
急死したチンクー。日本のナイトクラブで働くチンクーの娘を訪ねるビリー(クラブの楽屋と路上で襲撃者と対決)。

4.「死の宮殿」
日本で殺された兄ビリーの死の真相を探るため来日したボビー。生きて出ることができない、という謎の屋敷に住むルイス(ロイ・ホラン)を訪ねる。この屋敷ではライオンが放し飼いにされ、エンジェルというセクシーな「夜の女性」もいる。

5.謎の兄弟
イエン兄弟に狙われているルイス。自信タップリな感じで二人を相手に戦う。

6.片腕の男
何かと怪しい片腕の男(ルイスの側近)を問いつめるボビー。「死亡の塔」や「相次ぐ格闘家の死」について何かを知ってそうな感じだったが・・・。

7.ターザン男
「死亡の塔」を守る番人。ヒョウ柄のコスチュームで敵と戦う男。

8.高圧電流の道
うっかり歩いてしまうと黒コゲになってしまう危険な通路。どうやって敵が潜む向こう側に渡るのか? 「死亡の塔」には落ちたらヤバそうな「血の池地獄」もある。 

9.タコ入道
黒幕を守る番人。武器を使ってボビーを襲う。つるつる滑ったりしながら戦う、ひょうきんな殺し屋だ。

10.ラスト
棺の向こうに隠れている黒幕。全ての謎が明かされるのか?

(予告編:YouTube)

注目ポイント
ブルース・リーの熱心なファンには評判が悪い作品だとか。私は昔、テレビ放送されたとき「吹き替えバージョン」を観て、面白いと思いました。この映画は「謎」がとても多い。誰なのか、なぜなのか、とか。考えても答えは作品中に出てきませんので、そういうことにしておこう、という感じで鑑賞しなければならないのです。それがこの作品の魅力かも。一つ一つの動きが妙に個性的。アクションシーンはブルース・リーの代役によるもの。だからこの映画を「ブルース・リーの映画」と認めない人も多いのです。アクション的には「銀座のクラブ・路上での戦い」「ルイスとイエン兄弟の対決」「片腕の男 vs ボビー」「死亡の塔での一連の戦い」など、実に盛りだくさん。夜の女エンジェルが登場するステキなシーン(このシーンだけでも観る価値アリ)、リーの子供時代の映像もオススメ。「スゴイ格闘シーン」と「個性的な演出」が楽しめる傑作です。
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