懐かし映画劇場：ジャッキー・チェン『ドランクモンキー 酔拳』

「懐かし映画劇場：映画ブログ」カンフー道場のドラ息子が厳しい師匠から「酔拳」を習って殺し屋と対決する映画。修行、対決、個性的キャラ（蘇化子ほか）が見せ場の内容。

（Drunken Master：1978年）

１．ドラ息子

カンフー道場の黄飛鴻（ジャッキー・チェン）。オヤジの黄麒英は厳しい人。オヤジがいないときは太々しい態度で師範代（ディーン・セキ）をからかうナマイキな奴だ。

２．自由奔放

町でカワイイ女の子を発見。ちょっかいを出し、その子の母親にぶっとばされる飛鴻。

３．ウサ晴らし

「タフなオバハン」に蹴り倒されて面白くない飛鴻。貧しい父子の貴重品を壊した男をぶっ飛ばしてストレス解消。

４．報復

飛鴻がぶっ飛ばしたのはライバル道場の息子。仕返しにやってきた相手を返り討ち。

５．出会い

「酔拳」の蘇化子（ユエン・シャオティエン）に預けられることになった飛鴻。オヤジから断食させられていた飛鴻は食堂でバカ食い＆無銭飲食。

６．シゴキ

蘇化子に捕まった飛鴻。変わったトレーニングをさせられる（瓶の水を移し替える、など）。

７．逃走

蘇化子から逃げた飛鴻。殺し屋の鉄心（ウォン・チェンリー）にケンカを売ってしまう。

８．息抜き

厳しすぎる修行。息抜きでバクチする蘇化子＆飛鴻。イカサマする鉄頭男と対決。

９．禁断症状

鉄頭が兄貴分を連れて仕返しに。酒が切れた蘇化子は防戦一方。

10．酔拳

ついに必殺の拳法「酔拳」を飛鴻に伝授する蘇化子。

「酔八仙」

・酒壺を指で持つ呂洞賓（ろどうひん）

・片脚だが酔うと蹴りが強い鉄拐李（てっかいり）

・樽を抱えて歩いた権鐘離（けんしょうり）

・下腹部を狙う藍采和（らんさいわ）

・連続蹴りの張果老（ちょうかろう）

・喉を突く曹国舅（そうこくきゅう）

・笛の名手の韓湘子（かんしょうし）

・色じかけの何仙姑（かせんこ）

11．危機

殺し屋、鉄心の次のターゲットは飛鴻のオヤジ、黄麒英。

12．最後の戦い

オヤジの救出に駆けつけた飛鴻。「無影拳」を使う鉄心に立ち向かう。戦いの結果は？

（YouTube）予告編

（コメント）

面白いんですけどね。酒を飲んで決闘、というのは非常に危険な行為。蘇化子は「負けたことがない」という割には酒が切れたら劣勢に。飛鴻のオバサンも根に持つタイプで、あまりいい人じゃなさそう。イカサマバクチの鉄頭男を金槌で殴りまくるのはヒドい（コントみたいなタンコブ）。鉄心と蘇化子ってどっちが強いんだろう？　『スネーキーモンキー 蛇拳』ではウォン・チェンリーの方が優勢でしたね。食堂のシーンでは店の人たちが飛鴻の食い逃げを阻止しようとしますが、乱闘が始まったら店の客は全員外へ避難。結局、みんなで無銭飲食。店は大損失。ツッコミどころは他にもたくさん。キャラ、コメディ、対決シーンを楽しむ傑作です。

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