2020年9月30日水曜日

懐かし映画劇場:ジャッキー・チェン『龍拳』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」師匠を殺された青年が「龍拳」をマスターして復讐しようとするカンフー映画。戦い、悲しい事件、裏切り、ヒロイン(ノラ・ミャオ)が見せ場。

(Dragon Fist:1979年)

1.発端

カンフー界の頂点に立つサンタイ。それを認めないチュン(ヤム・サイクン)が突然、サンタイを挑発・挑戦。

2.怒り

サンタイの弟子ホーエン(ジャッキー・チェン)は龍拳をマスターし、チュンへの復讐を誓う(ジャッキー映画によくある修行シーンはなし)。

3.時は過ぎ

チュンの「百忍道場」がある町では、殺人や密輸をしている残忍なウェイ一家がのさばっている。しかも、ウェイはライバル関係にある「百忍道場」を邪魔に思っているのだ。

4.復讐

百忍道場に乗り込むホーエン、サンタイの妻、娘(ノラ・ミャオ)。しかし、意外な事実に困惑する。

5.ボス

ウェイ一家のボス。目的のためなら何でもやる悪党。「セクシャルバイオレットNo.1」みたいな顔だ。

6.操り人形

病気になった師匠の妻のために「秘薬」を求めるホーエン。「秘薬」を持つウェイの命令で百忍道場と戦うことに。

7.裏切り

ウェイの汚い裏切りに気付くホーエン。

8.爆発

ついに怒りが爆発して龍拳で敵をボロボロに。ウェイ一家とホーエンの戦いの結末は?

(予告編:YouTube)

(コメント)

とてもシリアスな映画。師匠が殺され、復讐を強く誓ったホーエンだが・・・、という内容。「楽しい作品」ではないため美人さんのノラ・ミャオも表情がキツい。ジェームス・ティエンは残念な役。この映画で一番良くないのは「悪役に魅力が無い」ところ。卑劣な連中。倒しても爽快感がない。ホーエンが我慢して我慢してようやく対決シーン。観ていて楽しくならない。鑑賞する人の忍耐力が試される映画。シリアスなジャッキーを観たい人はどうぞ。

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