2020年9月22日火曜日

懐かし映画劇場:キム・ハンター『新・猿の惑星』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」宇宙船で「未来の猿」が現在の地球に避難してくるSF映画。地球の破滅をもたらした「原点」が語られるシリーズ第三弾。

(Escape from the Planet of the Apes:1971年)

1.現代
海に浮かぶ宇宙船。三人の猿(『猿の惑星』『続・猿の惑星』のジーラ、コーネリアス、マイロ博士)がアメリカにやってきた。

2.テスト
軍の施設から動物病院へ。三人を調査する動物心理学者のルイス(ブラッドフォード・ディルマン)とスティービー(ナタリー・トランディ)。言葉を話せることを人間に知られてしまう三人。

3.暗示
ゴリラに襲われて死亡するマイロ(チンパンジーのジーラたちは未来でもゴリラとは相性が悪かった)。

4.公表
ジーラたちのことを秘密にするのは難しいと考えた大統領。真実を公表することを決意。

5.委員会
査問委員会でのジーラとコーネリアス。知性があることをアピール。聴衆には大ウケだが、ハスライン博士(大統領の科学顧問)はジーラたちを「人類の優位を覆す危険な存在」と見なす。

6.もてなし
人間社会で「もてなし」を受けるジーラとコーネリアス(高級ホテル、買い物、婦人クラブでのスピーチ、ボクシング観戦、博物館見物)。

7.追求1
ジーラを酒で酔わせて「未来の真実」を語らせようとするハスライン。

8.追求2
CIAに尋問されるジーラたち。「猿が人間を支配する世界」の到来を恐れるハスライン。査問委員会は「ジーラを中絶させ、生殖機能を奪うこと」を決定。

9.出産
脱走するジーラとコーネリアス。サーカスで出産。

10.悲劇
ジーラと子供に銃を向けるハスライン。そして・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)
前作で消滅してしまった地球。完全に終わった、と思ったら、あのジーラとコーネリアスが現代に(彼らにとっては「大昔」に)。テイラー(チャールトン・ヘストン)やブレント(ジェームズ・フランシスカス)が残した宇宙船を使ってやってきたらしい。宇宙船を修理する科学力が「猿の惑星」にあったのは驚き。「言葉を使える」ということで一時は人間に受け入れられるジーラとコーネリアス。「地球の未来(破滅)」を知ったハスラインやCIAはジーラとコーネリアスを危険視。もしあなたがハスラインだったら、どう考えて、どういう行動をとるだろうか?
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