2020年7月15日水曜日

懐かし映画劇場:ジャッキー・チェン1980年代作品③

「懐かし映画劇場:映画ブログ」人気スターになったジャッキー。『ポリス・ストーリー』などの過激な1980年代のアクション作品を紹介。見所をまとめてみました。

『プロテクター』
(あらすじ)ニューヨークの刑事が相棒とともに麻薬コネクションの壊滅を狙う。ジャッキー・チェン、ムーン・リー、サリー・イップ、ロイ・チャオ、ダニー・アイエロ。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1980年代作品③

(見所)「ジャッキー版」「グリッケンハウス版」の二つがあることで有名なアクション大作。銃撃戦や爆破シーン、素手での対決シーンなど。個人的にはムーン・リーとサリー・イップが出演しているところが嬉しい。『燃えよドラゴン』を意識した演出も多い作品(ロイ・チャオ、船のシーンほか)。見所は、バーでの武装強盗との銃撃戦・追跡、ファッションショーでの誘拐劇、マッサージ店・「リー水上百貨店」・ホテルでの戦い、ラストの決着戦。

『ポリス・ストーリー 香港国際警察』
(あらすじ)香港警察の刑事が法を悪用する犯罪者と戦う。ジャッキー・チェン、ブリジット・リン、マギー・チャン、マース。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1980年代作品③

(見所)アクション(傘を使う、などの細かい演出も)、笑い、シリアス(法廷のシーン)が入った傑作。『ドラゴン特攻隊』に続いてブリジット・リンが格好いいところを見せてくれました。彼女には「気が強い女性」というイメージがありますが、この作品ではカワイイ感じの表情もあります。オープニングの「誕生日にケーキを顔にのせるシーン」はVHS版にはありますが、DVDには入っていないようですね。アクション的にはバラック村を突っ走るカーアクション、車をドリフト(駐車スペースを盗られる男の表情に注目)、デパートでの戦いが見所。マースが何かとトチる刑事役で「笑い」を担当。メガネにパンチされるチャン・カワイみたいな男も笑えます。

『ポリス・ストーリー2 九龍の眼』
(あらすじ)香港警察の刑事が「因縁の敵」「卑劣な爆弾魔」と戦う。ジャッキー・チェン、マギー・チャン、マース、トン・ピョウ。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1980年代作品③

(見所)「前作のしつこい麻薬組織のメガネ男」と「爆弾テロ犯」と戦う二本立ての内容。ジャッキー映画に出てくる悪役はどこかユーモラスなところがあって楽しい雰囲気になったりするのですが、この作品では不特定多数を狙うテロがテーマになっているということで悪役はかなり感じ悪いです(『プロジェクトA』の張午郎がテロリストグループのメンバーで出演)。そんな中で 「メガネを殴られる男」が笑いを提供してくれます。ニンニクみたいな形の爆弾、旅行先で置いてけぼりにされたメイがキレるシーンも見せ場です。

『ポリス・ストーリー3』
(あらすじ)香港警察の刑事と中国人民武装警察部隊の捜査官が東南アジアの麻薬王を追いつめる。ジャッキー・チェン、ミシェール・ヨー、ユン・ワー、トン・ピョウ。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1980年代作品③

(見所)この作品の主役はミシェール・ヨーかも。派手なアクションがメイン。マギー・チャンが出てくるとコメディな感じになります。『五福星』では警部役だったフィリップ・チャンが署長役で登場。警部役はこのシリーズおなじみのトン・ピョウ(女装姿もあります)。マースもチョイ役で出演。見せ場は、麻薬シンジケートの会合と銃撃戦、危険すぎるアクション(特にラストの列車を使ったシーン)、ジャッキーのちょっとしたセクハラ(ミシェール・ヨーの表情に注目)。

『サンダーアーム 龍兄虎弟』
(あらすじ)冒険家「アジアの鷹」が奪われた仲間と「神の秘宝」を取り戻そうとする。ジャッキー・チェン、アラン・タム、ローラ・フォルネル、ロザムンド・クワン。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1980年代作品③

(見所)ジャッキーの役はいつものポリス物ではなくトレジャーハンター。アランは本物の歌手で、人気グループ「WINNERS」のメンバーだった人(今作では「Losers」としてセルフパロディ)。ジャッキーとアランのコンビが面白い。音楽もとても良かった(CD欲しい)。『スパルタンX』のローラ・フォルネル、『七福星』のロザムンド・クワンの二大ヒロインも魅力的。見所はたくさん。原住民との戦い、ローレライがパリで武装集団に誘拐されるシーン、街中でのカースタント、「黒い教団」との戦い(アマゾネス軍団のド迫力。ジャッキーのケツにめり込むハイヒール)、アランの歌「Midnight Rider」「暴風女神Lorelei」「Friend of mine」。

『プロジェクトA2 史上最大の標的』
(あらすじ)水上警察出身の新警察署長が悪徳警官や清朝のスパイと対決する。ジャッキー・チェン、チャーリー・チャン、レジーナ・ケント、トン・ピョウ。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1980年代作品③

(見所)続編にはサモ・ハン、ユン・ピョウは出てきません。そのかわり個性的なキャラが大勢出てきます。悪ボス役にチャーリー・チャン(「よしもと新喜劇」の桑原和男に似ている)、ジャッキーの彼女役にイザベラ・ウォン(出番が少ないけど)。前作にも出演してた人も役を変えたりして続編に登場。今回は「地元のボスとの対決」「清朝のスパイとの対決」の二本立てで、「孤軍奮闘するジャッキー」がテーマです。アクション的には、手錠でつながった状態で戦うシーンなど見せ場がたくさんあります。

『奇蹟 ミラクル』
(あらすじ)田舎から出てきた青年がギャングのボスになり、敵との抗争や花売り夫人の世話で悪戦苦闘する。ジャッキー・チェン、トン・ピョウ、リチャード・ン、ウー・マ。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1980年代作品③

(見所)「ゴールデン・ハーベスト社設立20周年記念」ということで多くの香港スターが登場。インチキ男役のトン・ピョウ、セコい警官役のリチャード・ンが笑いを取ってくれます。ただ、ユン・ピョウの出番がチョイ役すぎるのが残念。帽子や椅子を使った細かいアクション、人力車・梯子・ロープを使ったアクションが見所。最後に起こる「ミラクル」とは? 

(予告編:YouTube)
『ポリス・ストーリー 香港国際警察』
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