「懐かし映画劇場:映画ブログ」一攫千金を夢見る探検家(チャップリン)が雪山で餓えに苦しんだり、美女と出会って熱くなったり。名シーン、ギャグ、ヒロインに注目の名作です。
(The Gold Rush:1925年)
「ゴールドラッシュ」の時代。金鉱を探す探検家たち。疲労で行き倒れになる者も。一攫千金を夢見る探検家チャーリー(チャップリン)。熊に後をつけられたりしながら北に向かう。
2.発見
探検家のジム(マック・スウェイン)。ついに金鉱を発見。猛吹雪のため、近くの小屋に避難することに。
3.悪党
逃亡中の指名手配犯ラーセン。小屋で身を潜めるが、チャーリーとジムが相次いでその小屋にやってきて一悶着。
4.空腹
全く食べるものがないチャーリーら。チャーリーがロウソクを食ったり、チャーリーがトリに見える幻覚をジムが見たり。感謝祭の日に靴を煮込んで食べるチャーリーとジム。
5.美女
酒場で働く女ジョージア(ジョージア・ヘイル)。女ったらしのジャックから盛んに誘われるが無視。早くこの町から出たいと思っている。
6.恋
下山して酒場をうろつくチャーリー。ジョージアに一目惚れ。貧乏人など相手にされない、と諦めるチャーリーだが、ジョージアからダンスに誘われ、大晦日に一緒に食事する約束をする。
7.転機
ラーセンに痛めつけられて記憶を失ったジム。金鉱の場所を思い出せない。酒場で再会したチャーリーと一緒に再びあの小屋へ向かう。
(コメント)
チャップリンの映画で最も人気がある名作。映画では人気のジャンルである「冒険モノ」にチャップリンのギャグがプラスされた内容。撮影には多くの時間、予算、エキストラが投入されたとか。ストーリーは出来過ぎ。しかし、そんなことよりも次から次へと起こるハプニングと笑いを楽しむ映画。厳しい雪山なのにチャップリン演じる探検家(作中では「探検家」という呼ばれ方。ここでは便宜的に「チャーリー」と呼んでいます)は帽子にボロボロの服。そんな格好で山に登ったら凍死するじゃないの、とか、ロクに食べるものも飲み物も持っていかないなんて、というツッコミは無用です。ステッキで雪を突いてめり込んでコケる、などの細かいギャグ。そしてあの有名な「靴を食べるシーン」(あの革靴は海藻で作られており、釘は飴細工、靴ヒモはイカ墨スパゲッティ、だそうな)「パンでダンスを踊るシーン」「小屋が傾いて崖に落ちそうになるシーン」。名シーン、ジョージアへのチャーリーの思い、ジムとチャーリーの名コンビ、など見せ場を盛り込んだ名作です。
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