「懐かし映画劇場:映画ブログ」『のらくら』:ある放浪者がカネ持ちの夫人に夫と間違えられて・・・。『給料日』:建築現場で働く男が酔っぱらってドジ踏んだり、妻にニラまれたり。
1.二役
チャップリンが放浪者とカネ持ち男を演じる映画。「放浪者」は列車の荷物入れに入って移動するような奴。「カネ持ち男」は美人の妻エドナ(エドナ・パーヴィアンス)がいるにもかかわらず飲んだくれでドジを踏むような奴。妻から愛想を尽かされている状態。立場は違うが似たような二人。
飲んだくれ男 |
2.ゴルフ
いっちょまえにゴルフを楽しむ放浪者。でもボールを持っていない。人が打ったボールを打ってトラブル発生。勝手にボールを打たれた男は放浪者のせいで別の男に殴られたりする(とばっちり)。
珍ゴルフ |
3.舞踏会
舞踏会で寂しい思いをするエドナ。夫に酒を止めて欲しいと強く願う。そんな中、スリと誤解されて警官に追われる放浪者が舞踏会に逃げ込む。
誤解される放浪者 |
4.トラブル
エドナに夫と誤解されてしまう放浪者。夫は妻が浮気をしていると誤解。エドナの父がそこへ現れて・・・。
脱げない仮面 |
(コメント)
妻が夫とソックリな放浪者を夫と誤解する話。酔っぱらいの夫。ズボンを穿き忘れてホテルのロビーに。あわてて他人の新聞を奪ってチョコチョコ去っていく姿が傑作。ゴルフのシーンも楽しい。器用にボールを打つ放浪者。でもコイツのせいでエラい目に遭うオッチャンがかわいそう。「放浪者が警官に追われる」のはチャップリン映画では定番。ドジな夫のせいで混乱するエドナ。夫婦、エドナの父、放浪者のドタバタ。その結末は?
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『給料日』(Pay Day:1922年)
1.仕事
建築現場で働くチャーリー。現場監督はなかなかキツい男。怒鳴られながら作業する労働者たち。チャーリーの得意技は「レンガ積み」。下から投げられるレンガをキャッチするシーンが見せ場。
名シーン |
2.妻
マヌケなチャーリー。給料をもらうが計算できず、損をする。しかも待ち構えていた妻に捕まって給料を取り上げられてしまう。
恐妻家 |
3.独身クラブ
「独身男」の集まりで酔っぱらうチャーリー。コケたり、歌って水をぶっかけられたり、なかなか電車に乗れなかったり。
大ボケ |
4.朝帰り
朝の5時に帰宅したチャーリー。朝食をネコに奪われ、一睡もできずにまた出勤。
午前様 |
(コメント)
チャップリンが「悲しい労働者」を演じる映画。計算ができないため損をしたり、キツい現場監督や妻に怒鳴られたり。チャーリーは非力な男。でもレンガを扱うのは上手い。監督の娘に見とれたり、人の昼食をパクったり。夜は酔っぱらってイヤなことを忘れようとする。妻帯者なのに「独身クラブ」で飲む。酔って電車と間違えてホットドッグの売店に乗り込むシーンはなかなかの大ボケ。「チャップリン映画」定番のコケるシーンがあったりして、最後はゴツい妻に怒鳴られて劇終。何ともコワイ嫁さん。これだったら離婚して、「独身クラブ」の正式なメンバーになった方がいいかも。
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