2021年1月15日金曜日

「香港映画俳優」サモ・ハン・キンポー「"香港ビッグスリー"のリーダー」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

ジャッキー、ユン・ピョウの先輩。ブルース・リーとも共演。日本では「デブゴン」呼ばわり。コミカルなカンフーで80年代に全盛期を築いた男。記憶に残る香港映画スターを紹介するコーナー。主な出演作と印象的なシーンを振り返る。

サモ・ハン・キンポー「"香港ビッグスリー"のリーダー」「懐かし映画劇場:映画ブログ」。

『燃えよドラゴン』(Enter the Dragon:1973年)

少林寺のリー(ブルース・リー)と冒頭で勝負。グラウンドのテクニックで敗北。

『死亡遊戯』(Game of Death:1978年)

「カラテ世界選手権」で国際シンジケート組織の殺し屋カール(ボブ・ウォール)と戦う「ロー・チェン」の役。「カールの引き立て役」なのでボロボロにやられてしまう。イラついてセコンドに八つ当たりするシーンに注目。

『燃えよデブゴン』(Enter The Fat Dragon:1978年)

田舎で豚飼いをやっている「ロン」の役。ブルース・リーのものまねをしながら敵と戦う。ギャグとものまねに注目の楽しい映画。

『モンキー・フィスト 猿拳』(Knockabout:1979年)

謎の「物乞い」の役。殺し屋モードウ(ラウ・カーウィン)に復讐を誓うレイ(ユン・ピョウ)にカンフー(ゴミ拳、猿拳)を教える。最後はレイと一緒にモードウと戦う。

『燃えよデブゴン 豚だカップル拳』(Odd Couple:1979 年)

刀の名人「一代刀王」の役。ライバルの「一代槍王(ラウ・カーウィン)」と決着をつけるために弟子をとる。最後は、一代刀王と一代槍王に負けた恨みを持つ男「シャオ(レオン・カーヤン)」と戦う。サモ・ハン、ラウ・カーウィンがそれぞれ二役を演じる作品。

『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』(Dirty Tiger, Crazy Frog:1980年)

「不死身のチョッキ(防弾チョッキみたいなもの)」を手に入れるために(かなり)年上の女性と結婚した「デブゴン」。チョッキを狙う連中と戦ったり、騙し合いをする、コミカルな内容。

『五福星』(Winners and Sinners:1983年)

泥棒の「ポット」。「五福星」のメンバー。カンフーができるスゴイ奴。刑事7086(ジャッキー・チェン)と共闘してハンバーガーショップ強盗を撃退するシーンに注目。

『プロジェクトA』(Project A:1983年)

泥棒の「フェイ」。水上警察のドラゴン(ジャッキー・チェン)とは以前からの知り合い。ドラゴンをそそのかして、チー司令官からライフルを奪う。その後、海賊島に潜入して海賊が集めた「お宝」をちょうだいしようとするが・・・。

『スパルタンX』(Wheels on Meals:1984 年)

スペインで頑張るモジャモジャ頭の探偵。「グロリアとシルヴィア」を捜すため、知り合いのトーマス(ジャッキー・チェン)とデヴィッド(ユン・ピョウ)に協力を求める。最後は城で貴族&ギャングと対決。

『香港発活劇エクスプレス 大福星』(My Lucky Stars:1985年)

囚人「キッド」の役。香港警察の依頼(強制?)で香港警察特捜部のマッスル(ジャッキー・チェン)の援護をすることに。「かかし組」のアジトで戦うシーンが見せ場。

『七福星』(Twinkle Twinkle Lucky Stars:1985年)

『香港発活劇エクスプレス 大福星』に続いて「キッド」の役。ニューハーフ軍団に襲撃されたり、麻薬組織の殺し屋と戦ったり。アクションシーンに注目。

『ファースト・ミッション』(Heart Of Dragon:1985年)

知能に問題がある「デブゴン」の役。イヤミな家庭教師(アンソニー・チェン)にバカにされたり、宝石強盗グループにさらわれたり。アクションをする役ではないため、ドラマ的なシーンが見せ場。

『サイクロンZ』(Dragons Forever:1988年)

謎の男「ウォン」の役。弁護士のジャッキー(ジャッキー・チェン)に頼まれて、養魚場の社長イップ(デニー・イップ)を誘惑して養魚場を売らせようとする。最後はギャングのボス、ファー(ユン・ワー)の怪しい工場でベニー・ユキーデらと戦う。

『痩せ虎とデブゴン』(Skinny Tiger and Fatty Dragon:1990年)

香港警察の刑事「デブゴン」。相棒の「ハゲ虎」と一緒に麻薬組織と戦う。ブルース・リー好きのデブゴンがリーのものまねをしながら敵と戦うシーンが見せ場。『燃えよデブゴン』と同じコンセプト。

『ナイスガイ』(Mr. Nice Guy:1997年)

自転車に乗った「デブ」の役。オーストラリアの料理人ジャッキー(ジャッキー・チェン)がさらわれた婚約者ミキ(ミキ・リー)を追うシーンに登場。短いが、面白いシーン。

『80デイズ』(Around the World in 80 Days:2004 年)

「黄飛鴻」の役。ラウ(ジャッキー・チェン)の故郷「ランジョウ村」を襲撃する集団と戦う「十虎」の一人。ジャッキーと共闘するシーンがカッコいい(かもしれない)。

(感想)

かなりの大物。あのブルース・リーと口論したこともあるとか(出演をめぐって)。出演作多数。しかし、70年代後半から80年代半ばあたりが全盛期かと。古い時代の出演作は髪がヘンに長かったり、人相が悪い役だったり。『燃えよデブゴン』『五福星』が一番サモらしくていいな(という感じ)。コミカルアクションで日本でも大人気でした。『ファースト・ミッション』は「泣かせる作品」。サモのアクションシーンはありませんが、ドラマ部分が感動的なので今でも人気がある映画。90年代になると、軽いノリのコメディがあまりウケなくなってしまいます。『痩せ虎とデブゴン』は時代とはちょっとズレた感じのもの。しかし『ナイスガイ』はオススメの傑作。『80デイズ』はサプライズ的な出演。コミカルなキャラで出演している作品をオススメします。

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(予告編:YouTube)

『スパルタンX』

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