『プロジェクトA2 史上最大の標的』のカリーナ・ラウ、レジーナ・ケント、珍作『新ポリス・ストーリーPom Pom』のデニー・イップ。記憶に残る香港映画スターを紹介するコーナー。主な出演作と印象的なシーンを振り返る。
カリーナ・ラウ「意外にカワイイ」
①『プロジェクトA2 史上最大の標的』（Project A II：1987年）
清朝打倒を目指す革命家の役。町で花を売って資金集め。総監の娘（レジーナ・ケント）の誕生パーティーで何かを企む。
②『008皇帝ミッション』（forbidden City Cop：1996年）
皇帝の秘密警護役ファ（チャウ・シンチー）の妻「カーリン」の役。カンフーが得意なたくましい女性。ファといちゃいちゃするシーン、ファの「浮気疑惑」にシ～ンとなってしまうシーンに注目。
（感想）
『プロジェクトA2』では地味な女の役であまり魅力を感じませんでしたが、『008皇帝ミッション』ではチャウ・シンチーといちゃつく「かわいい新妻」の役。こんなにカワイイ人だったのか、と思ったものです。
レジーナ・ケント「永遠のお嬢様」
①『プロジェクトA2 史上最大の標的』（Project A II：1987年）
総監の娘の役。誕生パーティーでのトラブルに困惑。
②『男たちの挽歌II』（A Better Tomorrow II：1987）
犯罪組織の大物ロン（ディーン・セキ）の娘。刑事のキット（レスリー・チャン）がロンの組織に潜入するため、ロンの娘に接近。組織の争いに巻き込まれる悲しい役。
（感想）
「お嬢様」役のイメージがある人。『プロジェクトA2』の誕生パーティーでの華やかなドレス姿が印象的。『男たちの挽歌II』でも「お嬢様」。二作とも「まぶしい笑顔」を見せるシーンに注目です。
デニー・イップ「怒ると怖いイメージ」
①『新ポリス・ストーリーPom Pom』（Pom Pom：1984年）
香港警察の警部（フィリップ・チャン）の秘書「アンナ」の役。勘違いから、刑事アシュー（リチャード・ン）と付き合うことに。アシューの部屋で料理するシーンが見せ場。
②『サイクロンZ』（Dragons Forever：1988年）
養魚場の社長「イップ」の役。ギャングのボス、ファー（ユン・ワー）の工場からの排水で被害に遭っている。サモ・ハンと恋愛するシーンも。
（感想）
「気が強い中華系の女性」を代表するようなキャラ。実際はどんな人なのかは知らないけど「性格がキツいオバチャン」のイメージが。「男勝り」なのはいいけど、恋愛ではどうなんでしょ？ 映画と同様、男をののしったりドツいたりするのかな？
『プロジェクトA2 史上最大の標的』
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