2020年12月21日月曜日

懐かし映画劇場:ハロルド・ロイド『ロイドの要心無用』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」婚約者と結婚したいデパートの店員が懸賞金を求めてビルに登るコメディ映画。ロイドがドジるシーン、ビルに登るシーンが見せ場。

(Safety Last!:1923年)

1.カップル

都会で働くことになったハロルド(ハロルド・ロイド)。ハロルドが成功したら結婚する、という夢を持つ婚約者のミルドレッド(ミルドレッド・デイヴィス)。

2.ドジ

町へ行くため列車に乗ろうとするハロルド。自分の荷物と間違えて赤ん坊が入ったカゴを持っていこうとしたり、列車と間違えて馬車に乗ったり・・・。

3.数ヶ月後

友人ビルと相部屋するハロルド。かなりの金欠。質屋を利用したり、部屋代を取りに来た大家から逃げたり(上着を使って隠れるシーンが面白い)。

4.下っ端

デパートの店員になったハロルド。やっぱりドジな人。仕事に遅れそうになって、ヒッチハイクしたりする(「笑い」のシーン)。

5.イタズラ

ビルと一緒に警官につまらないイタズラをするハロルド。そのせいでビルは警官に追われ、高い建物をよじ登る。

6.仕事

洋服の生地を売るハロルド。オバサン客でごった返す店内(客とのやりとりが面白いシーン)。

7.婚約者

突然ハロルドのデパートへやってきたミルドレッド。ハロルドが成功した、と勘違い。ハロルドは「総支配人」になったフリをする。

8.賞金

デパートを宣伝して多くの客を集めた者に1000ドルの賞金を出す、というアイデアを出す本物の総支配人。ハロルドはデパートの壁を登るパフォーマンスをすることを提案。友人ビルにやってもらって、賞金を山分けにするつもりだ。

9.妨害

イタズラをした警官に追われてビルは登ることができない。ハロルドはハトや見物人に邪魔されながら、デパートを登る・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)

都会で働くことになったハロルド。婚約者を残して故郷を出ることに。列車と間違えて馬車に乗るなど、いきなりドジる。大丈夫か? やっぱり大丈夫ではなかった。都会で貧乏暮らし。成功しているフリをして婚約者に出した手紙。真に受けた婚約者がハロルドが働くデパートに突然やってくる、という内容。彼女にウソついて困る。自業自得。「成功した男」を装うためにヘンに取り繕うシーンが「笑い」。そんなウソつきに一発逆転のチャンスが。デパートに客を集めるアイデアを出した者には1000ドルの賞金を出す、という総支配人の計画。あの当時の1000ドルはかなりの大金じゃないかな? 結婚資金としては充分。そして仲間と組んでデパートの壁を登ろうとする。結局、ウソがバレずにハッピーエンド(いつかはバレるだろうけど)。見所は、ハロルドがドジるシーン、細かいギャグ、警官とのドタバタ(チャップリンの映画でもおなじみのパターン)、デパートを登るシーン。たくさんの「笑い」を詰め込んだ、オススメの傑作です。

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