懐かし映画劇場：トム・ハンクス『マネー・ピット』

「懐かし映画劇場：映画ブログ」愛し合うカップルがとんでもないポンコツ家を買ってしまうコメディ映画。リフォームで起こる騒動、破局の危機に注目の傑作。

（The Money Pit：1986年）

１．カップル

弁護士のウォルター（トム・ハンクス）。音楽家のアンナ（シェリー・ロング）。朝からイチャつく。

２．急転

ウォルターたちが暮らす部屋はアンナの前夫マックス（アレクサンドル・ゴドゥノフ）のもの。マックスが海外から帰ってきたため、ウォルターとアンナは部屋を明け渡すことに。

３．豪邸

家を買うことにしたウォルターとアンナ。なかなかの豪邸。

４．借金

ベニーという少年から20万ドルを借りるウォルター。ベニーは銃を持ったボディーガードに守られているカネ持ち少年。ウォルターにちょいと脅され、カネを貸すことに。

５．超ポンコツ

見た目とは大違いの家。マトモなところなど一つもないポンコツ。更地にして新築した方が早い、と思うレベル。

６．工事

改装、配管工事。大勢の職人が集合。

７．ハプニング

アンナが電気を使おうとしたら、ウォルターがたたみかけるように家から転落。この映画の一番大きな見せ場。

８．ケンカ

アンナに浮気の疑惑が。真夜中にアンナをののしるウォルター。

９．完成

リフォーム完了。ウォルターとアンナは「浮気疑惑」以来、ギクシャクしたまま。二人の関係はどうなってしまうのか？

(予告編：YouTube)

（コメント）

「家」が主役の映画。親切そうなオバハンから買った家がトンデモないポンコツ。リフォームするより、ぶっ壊した方が早い、というレベルのポンコツ屋敷。ただでさえカネがないのに、リフォームだの、浮気疑惑だので、振り回されるウォルター。面白いキャラが二人。「ベニー」という少年。カネを稼いでいて、すごくエラそう。ナマイキなガキ。でも、人に嫌われるとショックを受ける、という繊細さを持つ子。アンナの前夫「マックス」。芸術家の男。何となくあんまりカッコよくない。ちょっとナルシスト。オススメのシーンは、家が次々と壊れていくシーン、リフォーム時にウォルターがたたみかけるように家から転落する豪快なシーン、真夜中にウォルターがアンナをののしるシーン、など。これから家を買おうとする人、リフォームしたい人に観てもらいたい作品です。

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