2020年11月23日月曜日

懐かし映画劇場:ドン・ジエ『至福のとき』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」目が不自由な少女を大人たちが守ろうとするドラマ映画。障害者が生きる苦労、無力ながらも少女を助けたい人たち、ラストシーンに注目。

(Happy Times:2000年)

1.中年男

失業中の工員チャオ(チャオ・ベンシャン)。結婚したくて焦っているがカネが無い。

2.旅館

壊れたバスを改造して「旅館」を作るチャオ。カップルに貸してカネを稼ごうとするが・・・。

3.連れ子

ウー(ドン・ジエ)。チャオが見合いをした相手の連れ子。目が不自由で、家族から邪魔扱いされている。

4.世話

見合い相手からウーを押しつけられたチャオ。自分の部屋に泊めることに。

5.仕事

お金を稼いで目を治したい、というのがウーの夢。チャオは仲間を集め、閉鎖中の工場にマッサージ室をつくる。失業中の仲間たちが「お客」を演じることに。

6.アイス

お金を稼いだ、と思ったウーはチャオにアイスをごちそうしてあげようとする。

7.金欠

ウーが稼いだお金はチャオが仲間に渡していたもの。一文無しになったチャオは紙切れで作った金を仲間に「マッサージ代」として配る。

8.手紙

実の父からも見放されてしまったウー。チャオはウーを喜ばせようと、父親のフリしてウー宛の手紙を書く・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)

ツッコミどころが多い映画。「チャオ」はどうしても結婚したい中年の男。でも失業中。どうやって妻を養うのか? 見合い相手は意地の悪いデブ。なんでこんな奴と結婚したがる?  デブ女の息子も意地が悪くて、デブ(最悪)。チャオはデブ専なのか? デブ女はカネの亡者。チャオがカネを作ろうとするシーン。マヌケすぎる商売。しかもすぐにポシャる(当然)。デブ女の連れ子ウーを押しつけられるチャオ。自分だって失業中なのに目が不自由な少女に仕事を紹介なんてできるワケがない。つまらんウソでごまかそうたって、ウーはバカな子ではない。もし失業して、自分が養わなければいけない体が不自由な家族がいたら・・・。この映画では「答え」は出てきませんので、自分で考えなければなりません。あなたならどうしますか? 

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