「懐かし映画劇場:映画ブログ」インチキ坊主が少林寺で教えを受け(?)、「染め物工房の労働問題」に取り組むコメディなカンフー映画。サンダ和尚、個性的な修行、戦いが見せ場。
(RETURN TO THE 36TH CHAMBER:1980年)
中国、清の時代。染め物工房で賃金を二割減らされる職人たち。満州人に痛めつけられる職人のシシェン。
2.主役
シシェンの弟チェンチェ(リュー・チャーフィー)。インチキな薬を売ったり、寄付金を騙し取る男。
3.変身
兄のために少林寺のサンダ和尚になりすますチェンチェ。職人の賃金を元に戻すよう、工房に要請。
4.ダメだこりゃ
サンダのニセモノであることがバレて、しばかれるチェンチェ。
5.潜入
カンフーを学ぶことを決意するチェンチェ。僧のフリをしたり、変なヅラをかぶったりして少林寺に潜り込もうとする。
6.本物
サンダ和尚の「第三十六房(僧ではない人でも修行ができるところ)」で修行させてもらえることに。
7.修行?
インチキして修行メニューをクリアしようとするチェンチェ(ダメな奴)。重い岩を縄で引っ張り上げる修行をさせられる。
8.命令
寺の修繕のための足場を一人で組むことをサンダ和尚から命じられる。これが一体何の役に立つのか?
9.追放
ようやく足場が完成。そして、寺を追い出されるチェンチェ(なぜ?)。チェンチェがカンフーをマスターして帰ってきた、と昔の仲間が歓迎。
10.対決
工房に乗り込むチェンチェ。満州人たちと戦う。どんな戦いになるのか?
(予告編:YouTube)
(コメント)
タイトルは『続・少林寺三十六房』。でも前作とはあまり関係ない。「サンダ和尚」が出てくるので全く無関係ではありません。ただ、サンダ役はリュー・チャーフィーではなくて別の人。あのリュー・チャーフィーがコミカルな演技を見せます。サンダ和尚になりすまして、後日ニセモノだとバレてしばかれる場面。「本当は強い人」であるのは映画を観ている方にはわかっているので、やられ方がわざとらしく思える。少林寺でインチキして修行メニューをクリアしようとする場面。強くなるために修行してんのにインチキすんな、とツッコんでみる。結局カンフーを教えてもらえなかったチェンチェ。でも強くなってる。なぜ? 『ベスト・キッド』でペンキ塗りしたダニエルさんが強くなったのと同じ理由。コメディ、対決シーンが見せ場の傑作。「笑えるカンフー映画」が観たい人にオススメします。
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