2020年11月15日日曜日

懐かし映画劇場:ユン・ピョウ『モンキー・フィスト 猿拳』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」友人を殺された青年が仇を討つカンフー映画。サモ・ハン、レオン・カーヤン、カンフー、笑い、個性的キャラに注目のユーモラスな作品。

(Knockabout:1979年)

1.主役

主役が詐欺師、という珍作。詐欺師のレイ(ユン・ピョウ)とマー(レオン・カーヤン)。巧妙なトリックで質屋からカネを騙し取る(悪い奴)。

2.特別ゲスト

詐欺などやってない、と言い張るレイ。役人(カール・マッカ)が事件を調べる(カール・マッカはサモ・ハン作品ではよく見かける人。オーバーな演技で笑いを取るコメディアンだ)。

3.謎の男

食堂でタダでメシを食おうとするレイとマー。モードウ(ラウ・カーウィン)という男をカモにしようとするが、滅法強い。

4.師匠

無理矢理、モードウの弟子になるレイとマー。モードウは意外に親切で、二人に基本から教える。

5.腕試し

強くなるとやりたくなるのが「腕試し」。市場でショバ代を要求するチンピラを軽くぶっ飛ばし、かつてモメた賭場の連中にも仕返し。

6.決闘

モードウを訪ねてきた謎の二人(リー・ホイサン、オネェキャラの男)。森の中で決闘。モードウの必殺技「エルボードロップからの首締め」が炸裂。

7.追っ手

モードウを追う役人の古トラ(マース)。

8.決裂

「自分の正体」を知られて、レイとマーを消そうとするモードウ。あの楽しかった修行は一体何だったのか?

9.修行

物乞いのデブゴン(サモ・ハン・キンポー)からカンフー(ゴミ拳、猿拳)を習うレイ。

10.敵討ち

モードウに挑むレイ。デブゴンも加勢。殺人拳の使い手、モードウを倒すことができるのか?

(予告編:YouTube)

コメント

詐欺師の二人組がエラい目に遭わされて復讐する、という話。あまり感情移入できない感じ。「猿拳」というのも、なんかカッコ悪い。「お尋ね者」モードウを追う役でマースが登場。マースってヒゲを生やすと結構カッコいい。レオン・カーヤンはカンフーができない人。役者になってから頑張って練習したんだとか。カール・マッカはいつもコミカル。でもちょっとエラそうなキャラが多いので個人的にはそれほど好きじゃないです。モードウと戦う「オネェキャラの男」が個性的。ユン・ピョウとサモ・ハンのコンビ。「デブゴン」が汚い格好しているから観ていてあまりいい気分になれない。好きなキャラ、シーンを探して楽しむ映画です。

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