懐かし映画劇場：チャウ・シンチー『008皇帝ミッション』

「懐かし映画劇場：映画ブログ」皇帝の秘密警護役が国を守るコメディ映画。主人公の愉快な発明品、敵との対決、カリーナ・ラウ演じるかわいい人妻、頼りない皇帝が楽しい傑作です。

（forbidden City Cop：1996年）

１．中国、明の時代

皇帝の秘密警護役ファ（チャウ・シンチー）。趣味は発明。「使える小道具」を開発。しかし、皇帝が求めているのは頼もしい「カンフーの達人」。カンフーがダメダメなファは皇帝からおしかりを受ける。

２．皇帝

イマイチ頼りない皇帝。側近は鼻毛出まくりのクセに偉そう。

３．発明

自分の発明を皇帝にアピールするファ。皇帝は喜んでくれるのか？

４．かわいい妻

ファの妻カーリン（カリーナ・ラウ：『プロジェクトA2 史上最大の標的』でおなじみ）。カンフーが得意なたくましい女性だ。

５．金国の野望

明を倒そうとする「金」という国。皇帝を人質にとる。発明品で戦おうとするファ。

６．娼館

金国から美女がやってきた。好色な皇帝の命令で、どんな女かファが調査しに行くことに。

７．にらみ合う女たち

ファが家族と食事中のところにいきなり訪ねてきた金国の美女。ファの「浮気」に家族がシ～ンとなってしまう。

８．金国の侵略

激しい修行で顔が無くなった金国の男。家族を殺された怒りで明を攻める。ファはこの男を倒すことができるのか？

(予告編：YouTube)

（コメント）

「天才」チャウ・シンチーのアイデアがいっぱいの映画。必ず個性的なシーンを入れてくるのが彼の映画のいいところ。主人公の「ファ」は発明が趣味。皇帝は「カンフーの達人」を必要としているんだけど、ファはカンフーがダメダメだから、得意の発明で勝負。その発明品もイマイチ。皇帝の「おしかり」を受けるシーンが楽しい。カリーナ・ラウにも注目。『プロジェクトA2 史上最大の標的』に出てたときは「地味な女」というイメージでしたが、この作品ではかわいらしいところを見せる（カリーナ・ラウってこんなにかわいい人だったかな？　という感じ）。ファが家族と食事中のところに美女が訪ねてきて家族がシ～ンとなってしまう場面が特にオススメ。面白いシーンを見つけて楽しむ娯楽作です。 

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