2020年10月12日月曜日

懐かし映画劇場:ジャッキー・チェン『奇蹟 ミラクル』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」田舎青年が香港でギャングのボスになり、敵との抗争や花売り夫人の世話で悪戦苦闘するコメディ映画。多くの香港スターが登場する感動の名作。

(Canton God Father:1989年)

1.ギャング1

1930年。香港では2つのギャングが抗争中。体を壊しているボスを側近が支える。

2.ギャング2

タイガー(オー・ジョンホン)が率いるもう一つの組織。

3.田舎者

田舎から出てきた青年ゴク(ジャッキー・チェン)。香港に来ていきなりタヌキオヤジ(トン・ピョウ)に騙される。

4.夫人

「幸運のバラ」を売る夫人。騙されて落ち込むゴクに親切なアドバイス。

5.助っ人

路上で殺し合うギャングたち。何の関係もないのにギャングのボスを助けるゴク。

6.親分

誤解から、新しいボスになってしまったゴク。チャン(ウー・マ)が右腕になってゴクをフォロー。しかし、組織ナンバー2のフェイ(ロー・リエ)など、新しいボスのゴクに反感を持つ者も。

7.

父親の借金の返済にやってきたルーミン(アニタ・ムイ)。働いて返すことに。

8.警察

ギャングの動向に目を光らせる警官(リチャード・ン)。ゴクを味方にしようとする。

9.人助け

花売り夫人からバラを買って以来、何かと好調なゴク。悩んでいる夫人のために一肌脱ぐことに・・・。

10.戦い

ゴクの組織が経営するナイトクラブの権利を要求するタイガー。ゴクを嫌うフェイがタイガーと結託。工場でフェイの手下たちに襲われるゴク。「内外の敵との戦い」と「花売り夫人への恩返し」。ゴクの努力は報われるのか?

(YouTube)予告編

(コメント)

田舎の普通の青年がギャングのボスになってしまう。ありえない設定ではありますが、その分、「ファンタジー」「架空の物語」として気楽に楽しめます。「ゴールデン・ハーベスト設立20周年記念作品」ということで有名スターが多数登場。メイン級の人たちはもちろん、チョイ役の人たちにも注目です。ただ、ユン・ピョウの登場シーンがあまりにも短い。「香港映画に対する貢献度」に合わない扱い。「短すぎる出番」は何か事情があるのかな? という気にもなります(個人的に)。アクションは派手なものより、「細かいもの」が印象的。帽子やロープといった物や道具を使う演出が面白い。キャラクター、アクション、笑い、結末、に注目の大作です。

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