2020年9月25日金曜日

懐かし映画劇場:ハンフリー・ボガート『脱出』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」フランス領の島でアメリカ人船長が政府とレジスタンスの争いに巻き込まれるサスペンス映画。第二次大戦、ドイツ占領下のフランスが舞台。

(To Have and Have Not:1944年)

1.1940年の夏
フランス領マルチニック島。アメリカ人船長のハリー・モーガン(ハンフリー・ボガート)。船を出すにはいちいち当局の許可を得なければならない。

2.商売
釣り客を乗せるハリー。酔っぱらいの友人、エディ(ウォルター・ブレナン)がスタッフとして働く。

3.スリ
酒場でスリをするマリーという女(ローレン・バコール)。あちこちを転々としている。

4.レジスタンス
ドイツに占領されたフランス。親独のヴィシー政権が成立。政権は、フランス奪回を狙うレジスタンス組織「自由フランス」のメンバーを捕らえようとしている。

5.警察
レジスタンス取り締まりに巻き込まれて死んだ男。ハリーの客だったことで、警察から事情聴取。

6.協力
レジスタンスの夫婦を船で運ぶハリー。

7.手当
撃たれたレジスタンスの手当。銃弾を取り出すハリー。

8.
ハリーは次第にマリーに親しみを感じるようになっていく。

9.約束
ハリーは島を脱出することを決意。ついでにレジスタンスへの協力も約束。

10.危機
レジスタンスをかくまうハリー。警察が乗り込んできて、レジスタンスを引き渡すよう要求する・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)
タイトルが『脱出』。島から脱出する映画。ドイツに占領されてしまったフランス。「占領された国の情けなさ」を描いた内容。フランス政権がフランス奪回を狙うレジスタンス組織のメンバーを捕らえようとする、というもの。こっそりレジスタンスをバックアップ、ではなく、ドイツの手先になって、フランスのために戦うレジスタンスを捕らえようとする。それに巻き込まれるのがアメリカ人のハリー。「ハリー」というキャラと行動、ハリーの周囲にいる人物、フランスの当時の状況、に注目の名作です。
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