2020年9月22日火曜日

懐かし映画劇場:チャールトン・ヘストン『猿の惑星』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」宇宙飛行士が「猿が支配する惑星」に不時着するSF映画。約2000年後の世界。「言葉を失った人間」と「言葉・武器を扱う猿」。この惑星は一体? 

(PLANET OF THE APES:1968年)

1.宇宙探険
地球時間で2673年の宇宙。宇宙飛行する四人。船長はテイラー(チャールトン・ヘストン)。

2.3978年
さらに時間が経ち、3978年。どこかの惑星に不時着。テイラー、ドッジ、ランドン(女性飛行士はハプニングにより死亡)は惑星を探険する。

3.人間
野生化した人間の集団。言葉を発することなく、食べ物をむさぼる。

4.狩り
人間狩りをする猿。獲物の前で記念撮影。人間と猿の立場が完全に逆転している世界(普段から人間は動物に残酷なことをしている、という社会的メッセージが込められたシーンでもある)。

5.観察
捕まったテイラーと女(後に「ノバ」と名付けられる:リンダ・ハリソン)。動物心理学者のジーラ(キム・ハンター)、ジーラの婚約者コーネリアス(ロディ・マクドウォール:『クレオパトラ』『処刑教室(1982)』ほか)がテイラーを調べる。

6.博士
「猿の惑星」で監督的な地位にいるゼイウス博士(モーリス・エヴァンス:テレビ版『奥さまは魔女』で主人公サマンサの父を演じた人)。この世界には、管理職はオランウータン、軍隊など力を行使するのはゴリラ、その他はチンパンジーという大体の区別がある。

7.脱走
逃げようとするテイラー。物を投げつけられ、追い回される。

8.裁き
査問会にかけられるテイラー。「異端者」扱いされてしまうジーラとコーネリアス。この惑星では「猿の起源」について深く追求することはタブーとされている。

9.手引き
ジーラの甥の手引きで脱走するテイラー。自説(「猿の起源」について)を証明したいジーラとコーネリアスも協力。

10.禁止地帯
「立ち入り禁止地帯」で暮らそうとするテイラーとノバ。彼らがそこで見たものは・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)
猿が支配する惑星。人間はすっかり野生化して言葉を発しない。一体ここはどこ? という映画。人間と動物、環境問題、戦争、を表現した映画。地球上で起こっている問題に目を向けよう、という意図で制作されたものだと思われます。現実とはあまりにも違う世界。(テイラーから見て)現在~未来までの間に一体何があったのか? 続編が作られ、その間の出来事が少しずつ明らかになっていきます。壮大なスケールでシリーズ化されていく第一弾。シリーズ全てを順番に鑑賞することをオススメします。
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