2020年7月14日火曜日

懐かし映画劇場:ジャッキー・チェン1970年代作品①

「懐かし映画劇場:映画ブログ」ブルース・リーの後を継いだ男、ジャッキー。1970年代のシリアスなカンフー作品を紹介。アクションその他の見所をまとめてみました。

『レッド・ドラゴン 新・怒りの鉄拳』
(あらすじ)日本統治下の台湾で再興した精武館の若者が日本人道場に立ち向かう。ジャッキー・チェン、千葉真一みたいな顔の悪役、ハン・インチェ、ノラ・ミャオ。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1970年代作品①

(見所)台湾で大きな顔をする日本人。全ての道場を日本人の傘下に入れようとする岡村とその娘。ジャッキーは台湾の若者役。修行して日本人に対抗。ジャッキー初期の作品ですが「弱い → 修行する → すぐに強くなる」のパターンや、怒りの表情など後の作品でもおなじみのジャッキーらしさが見られます。『ドラゴン危機一発』のハン・インチェ、ノラ・ミャオが出演。岡村の娘役の人も女性ながらかなりの腕前のカンフーを披露。

『少林寺木人拳』
(あらすじ)少林寺の若者が幼いころに殺された父親の敵を討つ。ジャッキー・チェン、ドリス・ロン、ユン・ピョウ。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1970年代作品①

(見所)ジャッキーはしゃべらない役。「仇を見つけるまでは絶対口をきかない」という設定がよくなかったのか、香港では1週間で打ち切りとなり、興行的には失敗だったらしい。全般的にシリアスな作品。笑いのシーンもあります。食堂の娘さん役のドリス・ロンがとてもカワイイ。ユン・ピョウも悪役で出演しとります。

『キラー・ドラゴン流星拳』
(あらすじ)「奪命流星」という武器を持つ梅星河(ジミー・ウォング)が王宮から宝を盗んだ犯人を追う。ジャッキー・チェン、リー・マンチン。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1970年代作品①

(見所)個性的なキャラクターを素直に楽しめばいい作品。「奪命流星」とはどんな武器なのか、が見せ場。二転三転する展開(登場人物の名前をメモったりして整理しながら見た方がいいかも)。ジャッキーは妻に毒を盛られた夫の役。妻には「四天王」と呼ばれる手下がいます(『カンニング・モンキー天中拳』の李文泰が登場)。「四天王」の個性と技も楽しめる内容です。

『成龍拳』
(あらすじ)中国江南地方の総督の息子が奪われた恋人を取り戻そうとする。ジャッキー・チェン、リー・マンチン。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1970年代作品①

(見所)ジャッキーが「焼きゴテ」で罰を受けるシーンで有名な作品。旧敵が使うカワイイ武器も必見。ジャッキーは「家族を襲う敵」「恋人を奪った敵」と戦う役。敵である女が「過去の因縁」を忘れて武術の修行に協力するところが見所です。小雷の恋人役の女優さんはかなりの美人さん。ワイアーアクションもあります。

『蛇鶴八拳』
(あらすじ)青年が少林寺の8人の長老を襲った犯人を捜す。ジャッキー・チェン、ノラ・ミャオ、リー・マンチン。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1970年代作品①

(見所)これまでのシリアスな作品とは違ってジャッキーが笑顔を見せるシーンが多い。後のアクションコメディーの基本になった作品。ジャッキーは「修行して強くなる」パターンではなくて最初から強い役。あのノラ・ミャオさんが格闘、色仕掛けを見せてくれます。他にも「小汚い少年、キラーカーンみたいな男、口数の少ない男」など個性的なメンバーが登場。

『龍拳』
(あらすじ)師匠の仇をとろうとする青年がワナにかけられる。ジャッキー・チェン、ヤム・サイクン、ノラ・ミャオ、ジェームス・ティエン。

ジャッキー・チェン(Jackie Chan)1970年代作品①

(見所)シリアスな復讐もの。裏切りと「謎の拳法:龍拳」が見所。ジャッキーは殺された師匠の敵をとろうとする弟子の役(ジャッキー映画によくある修行シーンはなし)。ヤム・サイクンは『クレージーモンキー 笑拳』のラスボス、師匠サンタイ役の人は『ドランクモンキー 酔拳』の棒術の人。「龍拳」とは何か? 構えた時の「指の形」が龍に似ている拳法。見所は、ジャッキーの怒りが爆発して龍拳で敵をボロボロにするシーン。

(予告編:YouTube)
『成龍拳』
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