2021年1月21日木曜日

「香港映画俳優」「『五福星』シリーズの人たち」①「懐かし映画劇場:映画ブログ」

香港アクションコメディの傑作『五福星』シリーズ。「ウー刑事」役のシベール・フー、「モジャ」「虫メガネ」役のジョン・シャム、「ハンサム」「二枚目」役のチャールス・チンを紹介。記憶に残る香港映画スターを振り返るコーナー。

シベール・フー「気が強い女刑事」

「『五福星』シリーズの人たち」①「懐かし映画劇場:映画ブログ」。

『香港発活劇エクスプレス 大福星』(My Lucky Stars:1985年)

香港警察特捜部のウー刑事、通称「フラワー」。香港の汚職警官(ラム・チェンイン)を追って日本へ行った特捜部のマッスル(ジャッキー・チェン)とリッキー(ユン・ピョウ)をフォロー。キッド(サモ・ハン・キンポー)ら「五人組」に協力を依頼。

『七福星』(Twinkle Twinkle Lucky Stars:1985年)

麻薬組織を追う香港警察特捜部のウー刑事。特捜部のマッスル(ジャッキー・チェン)、リッキー(ユン・ピョウ)らをフォローするため、キッド(サモ・ハン・キンポー)ら「五人組」と一緒に組織と戦う。

『群狼大戦』(Devil Hunters:1990年)

香港警察の「フー警部」役。犯罪者フォン(ウォン・ウェイ)を捕らえようとするが、謎の女リー(ムーン・リー)に妨害される。最後はリーと共に犯罪組織が潜伏するビルに突入。

(感想)

カンフーを使う、気が強い女。『大福星』で西脇美智子と戦うシーンが特に印象的。バカな「五人組」にイタズラされるシーンは今となってはちょっとくだらないような気もするけど、80年代はそういうのでもウケる世の中でした。『七福星』では活躍シーンは少な目。『群狼大戦』では危険なスタントで重傷を負った。そんな危ないことせんでも、という気もしますが、香港映画がどんどん過激になっていった時代でもありました。

ジョン・シャム「よくしゃべる、モジャモジャメガネ」

『五福星』(Winners and Sinners:1983年)

社会活動家「モジャ」の役。罠を仕掛けられて逮捕される。刑務所で知り合ったポット、チンケ、ハンサム、隊長と妹メイヤー(チェリー・チェン)で清掃会社を設立。ギャングのニセ札事件に巻き込まれる。

『新ポリス・ストーリーPom Pom』(Pom Pom:1984年)

刑事「アフン」の役。相棒のアシュー(リチャード・ン)と一緒に犯罪組織の悪事の証拠を追う。『五福星』の刑事7086(ジャッキー・チェン)のマネして「悪事の証拠が書かれた手帳」を乗せたゴミ収集車(運転主役でユン・ピョウ)を追跡するシーンが見せ場。

『七福星』(Twinkle Twinkle Lucky Stars:1985年)

劇団員「虫メガネ」の役。麻薬組織の殺し屋三人組(倉田保昭、チュン・ファット、リチャード・ノートン)に狙われている女性ワン(ロザムンド・クワン)と同居している。ユン・ピョウと共演するシーンが面白い。

(感想)

モジャモジャ頭だから「モジャ」ですか? かなりテキトーにつけられた字幕の名前。どの作品でも「よくしゃべる男」という役どころ。『五福星』で格闘家(チウ・チーリン)に追いかけ回されたり、『七福星』でユン・ピョウとやりとりするシーンがオススメ。『Pom Pom』では主役。かなりぬるいギャグが多い映画。その代わり、当時の香港スターが多数登場。この作品もそれなりにオススメです。

「『五福星』シリーズの人たち」①「懐かし映画劇場:映画ブログ」。

チャールス・チン「カッコつけてるヘンな奴」

『五福星』(Winners and Sinners:1983年)

五人組(ポット、モジャ、チンケ、ハンサム、隊長)の「ハンサム」役。妙にカッコつける男。でもドジだからあんまりカッコよくない。

『新ポリス・ストーリーPom Pom』(Pom Pom:1984年)

清掃人役。フォン・ツイファン、サモ・ハン・キンポーと一緒にチラっとだけ登場。

『香港発活劇エクスプレス 大福星』(My Lucky Stars:1985年)

宝石泥棒「二枚目」の役。五人組(キッド、ひげ、クレージー、チビ、二枚目)のメンバー。この作品でもカッコつけている。けど見せ場は少ない(ような気がする)。

『七福星』(Twinkle Twinkle Lucky Stars:1985年)

「二枚目」の役。『香港発活劇エクスプレス 大福星』に続いて登場。今作では最初と最後に出演。調子コイてウー刑事(シベール・フー)からヒジ鉄を食らう、ちょいと情けない役。

(感想)

「ハンサム」役の人。でもあんまりカッコよくないキャラ。「ナルシスト」って他人から見るとギャグにしか見えない。ヘンにカッコつけてんのがダサい。『七福星』ではウー刑事からヒジ鉄を食らった。このシーンを見れば、なぜこのキャラがカッコよくないか、がわかります。でも『五福星』でギャングと戦うシーンはちょっとカッコ良かったよ。 

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(予告編:YouTube)

『五福星』

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