2020年9月25日金曜日

懐かし映画劇場:ボリス・カーロフ『フランケンシュタイン』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」死人を甦らせる危険な実験に取り憑かれた男が「自分が造った怪物」に襲われるホラー映画。次々に人を襲う怪物。町中が大混乱。結末にも注目。
 
(Frankenstein:1931年)
1.オープニング
モノクロ作品。まず最初に「この映画がとても恐ろしいものであること」を観客に警告。そして本編。墓地から遺体を盗むヘンリー・フランケンシュタイン(コリン・クライヴ)と助手。

2.
死体を再生させるには脳が必要。大学から「犯罪者の脳」を盗み出す(マヌケな)助手。

3.婚約者
ヘンリーの婚約者エリザベス(メイ・クラーク)。結婚を延期してまで妙な研究に没頭するヘンリーを心配する。

4.博士
かつてヘンリーを指導したウォルドマン博士(エドワード・ヴァン・スローン)。危険な実験をやめるよう、ヘンリーを説得するが・・・。

5.稲妻
死体に電流を流して、死体を甦らせようとするヘンリー(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では稲妻でデロリアンがタイムトラベルをしますが、この映画では稲妻で死者が甦る。『13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!』も同じ)。

6.焦る
死体に移植されたのが「犯罪者の脳」であることを博士から知らされるヘンリー。思わずビビるが、強気の姿勢で博士の懸念を一蹴。

7.怪物
甦った死体。とんでもない怪力。見た目もグロテスク。大暴れして手に負えない怪物(狂気に取り憑かれて、どうしようもない化け物を造ってしまったヘンリー。知識はあるけどバカな奴)。

8.結婚
手に負えない怪物を博士に任せる(無責任な)ヘンリー。美人のエリザベスと結婚して、怪物のことを忘れようとする(ホントに無責任)。

9.悲劇
次々と人を襲う怪物。幼い子までが犠牲に(町の人たちは怒り狂うが、この怪物を造ったのがヘンリーであることを知らない)。

10.対決
自分で始末をつけようとするヘンリー。怪物に立ち向かう・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)
古典作品。ヘンリーは知識はあるけど常識がない男。研究に没頭するあまりグロテスクな怪物を造ってしまう。コイツのせいで幼い子まで犠牲になる悲劇。そしてラストシーン。ツッコミどころが多い映画。古い映画って微妙なのがよくある。その当時はそれでよかったのかもしれませんが、今となっては「これはおかしい」と思うようなシーンも。化け物の造り方、悲劇、対決に注目の作品。二回目はツッコミながら観ると面白い、かも。
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